J.Score(ジェイスコア)のメリットや注意点は?

J.Scoreは2017年にサービスを開始した新しい消費者金融です。

 

AIが行う独自の審査により、収入の少ない人でも低金利で借りやすいという大きな特徴があり、今注目を集めています。

 

みずほ銀行とソフトバンクが提携して2016年に設立された消費者金融であるため、会社自体の信用度も非常に高く、安心して利用できます。

 

J.Scoreの基本スペック

金利:年0.8〜12.0%
借入限度額:10万円〜1000万円
審査時間:最短30分
即日融資:可
返済方式:残高スライドリボルビング方式
担保・保証人:不要

 

J.Scoreの特徴

銀行カードローンと同じぐらい低金利

J.Scoreの金利は年0.8〜12.0%。

 

消費者金融の中では圧倒的な低金利です。

 

年0.8%の金利を適用するためには、特定の条件を満たした上でみずほ銀行、Yahoo! JAPAN、ソフトバンク(もしくはワイモバイル)と情報提携を行う必要がありますが、上限金利が12%というだけでも十分検討する価値があります。

 

大手消費者金融の上限金利は18%。

 

中小規模の消費者金融の場合は、10万円までの貸付に対し、20%を上限としている場合もあります。

 

銀行カードローンの上限金利は15〜12%が上限として設定されている場合が多いです。

 

ただ、銀行カードローンは金利が低い代わりに審査が厳しく、即日融資もできません。

 

適用される金利は借入限度額や利用状況によって変わります。

 

普通、最初の借り入れでは少額しか借りることができません。

 

したがって、適用される金利も設定されている中で一番高いものになります。

 

J.Scoreではこの上限金利が12%と銀行カードローン並に低く設定されています。

 

AIによる審査

どこから借りる場合でも、お金を借りるためには審査をパスしなければいけません。

 

キャッシングの審査は、人が担当することもあれば、コンピューターが審査することもあります。

 

J.ScoreではAIが審査の大部分を担当しています。

 

融資の可否はもちろん、金利や限度額もAIが判断。

 

他の消費者金融や銀行カードローンでもコンピューターが審査に利用されていますが、J.Scoreでは一般的な審査よりもたくさんの情報を元に審査を行っています。

 

年齢や年収、職業、勤続年数、他社からの借入状況はどこのカードローンに申し込んだ場合でも、審査に利用される情報です。

 

J.Scoreではこれらに加えて、利用者に対しいくつかの質問を行い、趣味や嗜好、性格なども判断基準に加えています。

 

AIスコアは質問に答えていくほど点数が上がりやすくなり、600点が借入可否のボーダーになると言われています。

 

点数が上がれば上がるほど、金利や限度額が有利になりやすくなります。

 

年齢や年収などの基本的な情報を答えるだけなら1分程度でスコアが分かります。

 

基本的に質問に答えれば答えるほど点数は上がりやすくなるため、600点に届かない場合や、金利・限度額をもっと良くしたいという場合は、その他の細かい質問にも答えてみてください。

 

申込前に融資条件が分かる

AIスコアは申込前に調べることができます。そのため、申込前に金利や限度額について知ることができます。

 

もちろん、正式な審査を受けなければ、正確な結果は分かりませんが、おおよその金額を知ることができるのは便利です。

 

申込前に年齢や年収を入力して簡易審査ができる消費者金融は珍しくありませんが、簡易審査で分かるのはせいぜい審査の可否ぐらいで、金利や限度額については分かりません。

 

申し込みをして審査を受けると信用情報に履歴が残ってしまうため、軽い気持ちで申し込むこともできません。

 

申込前から、審査に通りそうかどうか、通過できた場合はどんな条件で借りられるのかということが分かるため、信用情報への影響を最小限に抑えられます。

 

J.Scoreと他のカードローンを比較

J.Scoreのメリットをもっと分かりやすく知るために、基本スペックを他の大手カードローンと比較してみましょう。

 

J.Score(消費者金融)

上限金利:12.0%
融資までにかかる時間:最短即日

 

アコム(消費者金融)

上限金利:18.0%
融資までにかかる時間:最短即日

 

アイフル(消費者金融)

上限金利:18.0%
融資までにかかる時間:最短即日

 

三井住友銀行(銀行カードローン)

上限金利:14.6%
融資までにかかる時間:翌営業日以降

 

りそな銀行(銀行カードローン)

上限金利:12.475%
融資までにかかる時間:翌営業日以降

 

まず目につくのが、J.Scoreの金利の低さ。

 

銀行と比べても何の遜色もありません。

 

むしろ、銀行カードローンよりも低金利であると言っても過言ではありません。

 

金利は銀行カードローン並でありながら、即日融資が可能なのも魅力です。

 

銀行カードローンでは即日融資ができなくなってしまったため、急いでお金を借りたいという場合には消費者金融を利用するしかありません。

 

代表的な他のカードローンと比べてみると、J.Scoreが銀行カードローンと消費者金融の良いとこ取りをしたようなサービスであることが分かります。

 

J.Scoreの申込条件

・満20歳〜70歳
・安定した収入のあること

 

この2つを満たしていれば誰でも申し込みできます。

 

収入があれば、雇用形態は問われません。

 

アルバイトやパート、派遣社員、自営業でもOKです。

 

審査の厳しさは?

最近ではカードローンやキャシングの審査が非常に厳しくなっています。

 

銀行カードローンが即日融資を停止してからはその傾向が一層顕著になっています。

 

元々銀行カードローンの審査はハードルが高く設定されていましたが、銀行による貸しすぎが問題となって以降はもっと厳しくなり、審査に通過するのは難しくなりました。

 

たとえ通過できたとしても、良い条件(金利・限度額)を勝ち取るのは簡単ではありません。

 

消費者金融も以前よりは厳しめの傾向にあるものの、銀行カードローンよりは比較的低い基準で審査が行われています。

 

J.Scoreも銀行カードローンよりは審査に通過しやすいと考えて問題ないでしょう。

 

さらに、J.Scoreでは趣味や性格などの質問に答えることでスコアを上げることもできます。

 

一般的な消費者金融の審査よりも、自分で有利な状況を作りやすいです。

 

年収や勤続年数などの関係で、審査に通過できるかどうか微妙なラインの人には特におすすめできる消費者金融です。

 

申し込みの流れ

1.スコアを計算
パソコンやスマートフォンからJ.Scoreの公式サイトにアクセスし、スコアを計算します。
600点以上が融資可の目安です。点数が足りない場合も審査に通過できる可能性が全くないとは限りませんが、通過は厳しくなります。

 

2.申し込みと仮審査
正式なスコア計算と信用情報の確認が行われます。
スコアの点数が高くても、信用情報に問題があるとここで落ちてしまいます。

 

3.本人確認書類の提出
スマートフォンなどから運転免許証などの本人確認書類を提出します。
収入証明書が必要な場合も、このタイミングでアップロードします。

 

4.本審査
提出した書類が確認され、問題がなければ本審査通過となります。

 

5.契約と借り入れ
契約手続き(WEBで手続き可能)が住めば振込融資の申し込みができます。
平日の14時45分までに融資の申し込みをすれば、その日のうちに振り込んで貰うこともできます。

 

借り入れ方法

J.Scoreの借り入れ方法は振込融資のみです。振込手数料はJ.Score負担になります。

 

土日や祝日の場合、実際にお金を借りられるのは金融機関の営業日が来てからになります。

 

現金を借りたい場合も、自分の口座に振り込んで貰い、その後銀行ATMでお金を引き出すというステップを踏む必要があります。

 

他の大手消費者金融のように、ローンカードを使ってATMから直接現金を借りることはできません。

 

即日融資できるのは平日14時45分まで

審査のスピードは非常に早いJ.Scoreですが、借り入れ方法が振込みしかないため、即日融資をしたい場合は注意が必要です。

 

銀行口座に振り込めるのは銀行の営業時間内のみ。

 

平日の14時45分までに振込みの手続きをしなければ、即日振込みはできません。土日や祝日、夜間の即日融資はできません。

 

返済方法

返済の方法は、口座振替、銀行振込、ペイジー(ネットバンキング)の3つと、一般的なカードローンの返済方法と変わりません。

 

J.Scoreの注意点

総量規制の対象

J.Scoreは消費者金融のため、総量規制の対象になります。

 

借入限度額は他社の借り入れとあわせて年収の3分の1までです。

 

既に他の消費者金融から上限いっぱいまで借りてしまっている人は利用できません。

 

また、本人収入のない専業主婦や無職の人も利用できません。

 

土日祝日は借りられない

借り入れ方法が振込みのみであるため、土日祝日や夜間は借り入れができません。

 

即日融資はもちろん、急な飲み会でお金が必要になってしまった場合にも使えません。

 

大手消費者金融の多くは、カードを使って24時間提携コンビニATMから現金を引き出せますが、J.Scoreでは借り入れできる時間が限られているため注意が必要です。

 

スコアが600点以上でも信用情報次第では審査に落ちる

AIスコアに関係しているのは属性や質問の回答だけで、信用情報は反映されていません。

 

信用情報には、その人の借入・返済の記録が残されています。

 

他社からの借金があった場合は、申込時に記入していなかったとしても信用情報をみれば簡単に分かってしまいます。

 

信用情報に長期延滞(目安は2、3ヶ月以上)や強制解約、債務整理などの記録があると、カードローンなどの審査に通過できなくなります。

 

俗に言う、ブラックリスト入りしてしまった状態です。

 

仮にスコアが高くても、信用情報に問題があると審査に通過できなくなるため注意しましょう。

 

最近では、携帯電話料金の滞納などが原因で審査に通過できなくなってしまうというケースが多いです。

 

信用情報は自分で照会することもできるため、心当たりのある人は一度自分でチェックしてみるのも良いでしょう。

 

J.Scoreは収入が少なくても低金利で借りやすい消費者金融

J.Scoreの大きな特徴は、低金利であることと、AIによる審査を取り入れていること。

 

銀行カードローンも低金利で借りることができますが、審査が厳しく、即日融資もできないため使い勝手はあまり良くありません。

 

J.Scoreは消費者金融であるため、審査がスピーディで、即日融資にも対応しています。

 

また、AIによる審査では、職業や年齢・年収以外にも趣味や性格なども判断材料としています。

 

こうした質問に答えることで点数が上がり、より審査で有利になる仕組みになっています。

 

年収が少なかったり、勤続年数が短かったりなど普通の審査では不利になりやすい人でも、AI審査ならより良い条件で借りられる可能性が高くなります。

 

低金利で借りたい人はもちろん、他社の審査に通過できるかどうか不安だという人にもおすすめです。